老後に必要な金額を計算してみる
年金の支給額が少なくなることが確実にわかっている中で、実際にいくら老後のために資金をためる必要があるのでしょうか。
私はもう少しで25歳になります。定年が65歳だとして40年後のことなんてわかりませんが、年金の仕組みを知り、自分の生活スタイルをある程度決めておけばある程度、老後に残しておかなければならない資金が予測できるはずです。
国民年金と厚生年金
国民年金は成人した人全員が入らなければならない年金です。厚生年金は5人以上の企業に勤めている人が加入しなければならない年金です。サラリーマンと呼ばれる人はこの二つに入っています。私もこの二つに加入しています。 企業年金や共済年金などもありますが、私は加入していないので、特に言及しません。
国民年金と厚生年金について言えば、しっかり加入していれば、金額の増減はあれど、なくなることはないでしょう。 なぜかというと、以下の三つの理由からです。
1.国民年金の財源の半分は税金から捻出されているから。
2.正社員は法律で加入するように決められているから。
3.財源が足りなくなれば、保険料が上がる、または支給額が下がることによって調節されるから。
仮にこの制度が崩壊しているとすると、もう日本のあらゆる制度が崩壊していることでしょう。 私は資産のたくさん持っている高齢者が亡くなることによって、高い相続税が国に支払われ、その一部で賄ってもらえないかなーと思っています。
定年まで会社に勤めれば、独身であれば月15万円程度はもらえるでしょう。国民年金だけに加入していたとしても、月6万円程度はもらえます。
定年後に必要なお金は?
以上を踏まえて、定年後に必要な金額を算出してみます。
65歳で定年、85歳で生涯を終えるとし、月々の生活に必要なお金を21万円と仮定します。
<国民年金のみに加入している場合> 12ヶ月 × 15万円 × 20年 = 3600万円
<厚生年金にも加入している場合> 12ヶ月 × 6万円 × 20年 = 1440万円
この程度あれば安心して暮らせることでしょう。 また、65歳になるまでに資産運用のノウハウも身につけれていることを考えれば、 もう少しいい生活ができるかもしれません。 私は現在厚生年金に加入しているので、 定年時に3500万円の資産を持っていることを最低限の目標にしたいと思います。